【お知らせ】 サステナジーが参画する長島大陸エネルギーが鹿児島県長島町で太陽熱ハイブリッド冷房の技術実証を開始

プレスリリース
報道関係者各位

2017年2月18日

長島大陸エネルギー株式会社

長島町で新技術がスタート 太陽熱で空調省エネ

– 日本初、太陽熱ハイブリッド冷房 –

  (株)瀬戸産業の長島工場(鹿児島県長島町、担当取締役専務:本田善博)と、長島大陸エネルギー(長島町、代表取締役:山口勝洋)は、協同して太陽熱ハイブリッド冷房の技術を実証することで合意し、先般設備を導入した。本技術の導入は国内初。

瀬戸産業は、精密電子部品を製造する京セラの協力会社で、地域にハイテクの雇用を生んでいる(従業員約230人)。「市場は日々変化する中、現状に満足することなく、常に未来に向かってチャレンジし続ける」との経営信念の下、新たな技術も積極的に試そうとの意向。FITができた時には工場屋根の太陽光発電も真っ先に導入した。夏の電気代のピークを生んでいる冷房の電気代を削減したいと思っていた所、本技術の提案を受けた。雇用条件の更なる改善や収益目標の達成を前向きに消化するべく、電気代削減にチャレンジする。

長島大陸エネルギーは、地域の資源(自然、未利用物、人のつながり等)を活用して、地元からエネルギーを事業として作るため、町内の事業者・金融機関・副町長個人らの出資を受けて昨年設立された。実務を担う構成員のサステナジー(株)は、技術や経済性など含めた事業開発を、ご縁のあった地域で共同事業主体として行う。本件ではサステナジーが空調省エネの解としてイギリス発(SolXEnergy社)の技術を日本の状況に合わせ作り込み、長島大陸エネルギーがエネルギーサービスとして提供する。

本事業は地域の新たな共同プロジェクトとして行われる。町は地域を元気にする事業を応援するべく、主だったエネルギー多消費の町内事業者や地域金融機関に声がけをする。長島町商工会(会長: 古田義富)は本事業の工事体制を応援する。事業の広がりを支えるべく町内の空調工事店に幅広に声がけし、第一号工事は木場電気商会、川床石油設備工業、堀元電気商会の参加・協力を得て行われた。鹿児島相互信用金庫の長島支店(支店長: 野添政一郎)は、金融面等から積極支援する意向であり、支店の冷暖房への活用も検討する。

本技術は、エアコン冷暖房や業務用冷蔵冷凍庫の室外機に、真空ガラス管の高効率太陽集熱器を接続するもの。冷媒を太陽熱で加温することで冷凍サイクルの効率を上げ、室外機内部の圧縮機の稼働を、日照時は半分近く肩代わりする。なかなか有効な策のなかった、空調・冷凍の電気(ガス)代削減に広く使える。

今回は、工場のエアコン室外機1つに対して、太陽熱パネル1枚を工場屋根に設置。これから工事後の計測を行い、冬の条件での稼働を従前と比較していく。計測比較は稼働ピークの夏まで続け、効果を見ながら工場全体への適用を検討していく。今回の導入工事にはSolXEnergy社の技術長が来日指導し、長島の工事店はいち早く新技術を習得した。

■本プレスリリースに関するお問い合わせ■
長島大陸エネルギー株式会社
住所:鹿児島県出水郡長島町鷹巣1799-3 E-mail:info@tairiku-energy.co.jp
HP:https://www.facebook.com/nagashimatairiku.energy 担当:川口(かわぐち)




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