五城目ソーラー紹介
1.基本情報
名称 | 旧富津内小学校跡地太陽光発電所 |
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所在地 | 秋田県南秋田郡五城目町富津内中津又字大台5 |
発電事業者 | 五城目ソーラー株式会社 |
施工会社(EPC) | 大和ハウス工業株式会社 |
総事業費 | 約3.6億円(内増設分約0.2億円) |
発電規模 | AC出力:990kW、DC出力:1,373.6kW(内増設分119.6kW) |
太陽電池 | Yingli製 275kW単結晶:4,560枚 (増設分)Trina製 260kW多結晶:460枚 |
PCS | 富士電機製 990kW |
敷地面積 | 28,690㎡ |
年間予想発電量 | 約1,260,000kWh |
運用開始 | 2015年12月 (増設分)2017年8月 |
FIT買取価格 | 36円/kWh ※一部電力を新電力会社のV-Powerへ売電(36.75円/kWh) |
2.案件概要
五城目ソーラー株式会社(SPC)が、秋田県五城目町が所有する小学校跡地を太陽光発電事業実施のために借り受け、DC出力1,254kWの太陽光発電所を建設。五城目ソーラー(株)は発電事業による売電益を享受し、五城目町は、五城目ソーラー(株)からの土地賃料と法人税等を得る。
発電事業開始後の2017年8月には、同敷地内で太陽光パネルのみを増やす増設工事を実施。AC出力は変わらず、DC出力が119.6kW追加の1,373.6KWとなった。この増設工事では、他事業で不要になった太陽光パネルを再利用し、設備工事費を抑えた。
3.資金調達
五城目ソーラー株式会社(SPC)に対して、北都銀行から信用保証協会付きの融資を受けている。
4.こだわりポイント
・五城目町の中心部から離れた町有地の土地活用として、太陽光発電事業を実施。町役場と連携を密にしながら、事業を展開している。
・発電所の周辺自治会への草刈依頼や町内業者への除雪依頼など、できるだけ地域に還元するようにしている。
・より安定した発電事業とするため、町有地を追加で借り受け、太陽光パネルの増設工事を行った。今回の増設工事着手直前に発表された省令改正では、事後的な増設(3kW未満かつ3%未満の範囲を超える場合)について、売電単価がその年の単価へ変更となる可能性があった。ただし、遡及措置がないと確認できたため、改正省令施行前に経産局等の手続きを実施し、無事増設工事が実施できた。
・発電した電力をPPSに部分売電している。固定価格買取制度の売電単価に+αした単価で売電しているため、より収益の安定化につながる。また、部分売電にすることでPPS側での需給調整に左右されず、東北電力への売電も並行して実施できるメリットがある。
・過去の積雪データに基づき設置角度30度、パネル設置高1.5mとすることにより、積雪による発電量減少を最小限に留めるとともに、パネル下部まで雪が堆積し、パネルの枠にかかる積雪荷重でパネルが破損することを防止した。
5.事業関係図
6.写真